権利擁護たかつきが主催する研修会「Up To You~あなたが決めていいんです~想いを言葉に」の第2回目を、2月3日 大阪府立ドーンセンターにて開催致しました。
当日は、小雪も舞い散る非常に寒い一日でしたが、参加された皆さんと講師である與那嶺先生の熱気で、アッという間の2時間となりました。
今回は、『その支援、本当に利用者の自己決定を支えていますか?』と銘打って、神戸女学院大学與那嶺先生にご講演を頂きました。
私たちが日常的に関わる障害のある方の意思決定をどのように支援し、支えていけばよいのか、示唆に富んだご助言を頂きました。
講演は、支援に携わる私達が、多くの「思い込み」や「決めつけ」に支配されていないか?というドキッとする視点から講演は始まり、こうした作用が利用者の意思決定を阻害し、困難なものにしているかもしれない・・・という点、さらには、意思決定の結果にこだわるあまり、その決定に至るプロセスを安易にとらえていないか?といった点に至るまで、とても身近な、そして誰にでも日々の関わりの中で思い当たる景色から、問題点を探って頂きました。
これを受け、私たち参加者によるワークショップに取り組みましたが、現場の声、そして保護者の立場から、“ご本人を取り巻く環境も考えなければならず、本当に悩ましい”、“誰のために意思決定を促しているのか分からなくなる”、“常に自問自答”といった声が挙げられました。どの参加者も障がいのある方々や高齢者との関わりとのなかで、悩み葛藤されている姿が浮き彫りになりました。
こうした参加者からの声を受け、與那嶺先生より、意思決定を支えるという作業は、利用者と共に「いかに時間がかかっても一緒に悩み続けること、そんなプロセスを大切にすることが重要」との結論を頂き、支援が一向にスマートに進まず悩み続ける私達は、“それでいいんだ!”と、大いに救われるとともに、明日への活力と少しの自信を頂くことが出来ました。
今回の研修で、私たちは「悩み続けること」そして「結果ではなくプロセス」というキーワードを得ることができました。

次回は2月24日(土)、再び会場をあべのハルカスに戻して、東京は品川区から、画期的な法人後見の事業を展開されている品川区社会福祉協議会より講師をお招きして、高齢者や障がい者の暮らしを守るための取り組みを、そして形にしていくプロセス、熱い想いについて語って頂きます。大阪ではなかなかお聞きすることが出来ない事例、視点を学ぶまたとない機会です。
“これはぜひ!”と思われる方は、奮ってご参加ください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。