権利擁護たかつきは、
法人後見人の受託だけでなく、被後見人とのコミュニケーションに困難を抱えている方、
虐待の対応に苦慮されている方など、後見人活動されておられる方々からのさまざまなご相談を受けしています。
特に難しい事例をお引き受けされている方は、日々さまざまな悩みを抱えながら後見活動を行っておられます。
その悩みや問題を共有し、ディスカッションしながら共に学びを広げる新たな場としくみを作ることができないか。

そんな発想から生まれたのが「おおさか後見ワークショップα(アルファ)」です。

多くの後見事例の検討経験を有する権利擁護たかつきの司法・医療・福祉等、各方面のスペシャリストがコアメンバー
となって後見活動に悩みを抱える皆さんと問題を共有し、ディスカッションを通じて共に学びを広げる場。
一人で悩みを抱え込みがちな後見活動に、支え合いながら共に学びを深める場を設けることで、
当事者の立場に立った本来の後見活動のあり方とこれからの後見制度の質の向上を目指しています。

 ★★ワークショップの雰囲気★★
参加ご希望の方から事前にお困りの内容をお聞きし、当事者を特定しないために、
ワークショップαからのご提案として、ディスカッションの場でテーマ事例をご紹介します。
αのコアメンバーと参加者が討議を通じて問題点を整理ながら、新たな気づきを共有し、
参加者のみなさんの、これからの後見活動のご参考にしていただいています。

 ★★成年後見でお悩みの方が参加の対象です★★
現在後見活動をされている地域の専門職後見人、市民後見人、親族後見人、法人、成年後見制度利用者及び
事例に関わる家族、医療福祉機関等、成年後見で悩みを抱える方がご参加できます。
事例は当事者が特定されない内容に編集し、参加者全員の悩みとして、事務局がご提案します。

 ★★対象となる悩みや問題★★
◆後見人が当事者との間で抱えるさまざまな問題や課題、悩み。
◆成年後見制度を利用されている方に関わる医療福祉機関の抱える悩みや課題。
※法律に関するご相談はお受けできません。

 ★★具体的な活動★★
・原則年6回開催。
・事前に事務局で取りまとめ、デフォルメ(相談者や当事者が特定されないよう個人情報や内容を一部加工)
した事案を話し合いの場に提案します。
・事案について、コアメンバー及び参加者でディスカッションし、新たな気づきや発見を目指します。

 ★★注意事項★★
・ご相談いただいた個別の事案に関する後見方針の決定や結論を出す場ではありません。
・法律に関するご相談はできません。
・ご自分の意見を主張する場でもありませんので、趣旨にそぐわない発言がある場合は、
事務局判断でご退室いただくこともあります。
・ご参加いただく方には、初回に注意書をお渡しし、趣旨へのご理解・ご賛同をいただきます。
・共に学びを広げる場として、ご相談がない方でも話し合いの場にご参加いただけます。
『お問い合わせフォーム』の「お問い合わせ内容欄」に参加希望の旨をご記入いただき、送信してください。
・あくまでも話し合いの場ですので『見学目的の参加』はご遠慮ください。

 ★★参加費用は無料です★★

豊富な経験と実績を持つスペシャリストのコアメンバーが、みなさんと一緒にディスカッションし、
成年後見制度の質の向上を目指します。

 ★★コアメンバー★★
板垣 善雄  高槻法律事務所 弁護士/権利擁護たかつき理事
稲垣 亮祐  精神科医師/医療法人小憩会さわらび診療所院長
笠原 幸子  四天王寺大学 人文社会学部教授
加藤 美朗  関西福祉科学大学准教授/元大阪府立茨木支援学校職員
小山 操子  あかり法律事務所 弁護士/権利擁護たかつき監事
髙田 浩行  社会福祉士/宝塚市社会福祉協議会
南 さやか  精神保健福祉士/医療法人小憩会
芳浦 定明  守口市人権協会理事

 ★★開催日時★★
毎年、奇数月
午後6時30分から2時間程度
※変更する場合がありますのでお知らせをご覧ください。

 ★★開催場所★★
さわらび診療所(吹田市片山町1-4-15)

 ★★ご相談の流れ★★
問合せフォームに必要事項を入力して『送信』をクリック(入力内容が権利擁護たかつき事務局に届きます。)
 ↓
送信元の連絡先に、権利擁護たかつき事務局からご連絡を差し上げます。
 ↓
ご相談内容について、改めて『エントリーシート』をご提出いただきます。
(ホームページからダウンロードできます。Word形式。)
 ↓
いただいたエントリーシートを基に、権利擁護たかつき事務局にて個人情報等に配慮して内容を一部加工し、
アルファの話し合いの場に提案します。
 ↓
話し合い当日に参加したコアメンバー及び参加者にて議論します。

おおさか後見ワークショップα参加申込フォーム